シャトーヌフ・デュ・パプの頂点 シャトー ヌフ デュ パプ　オマージュ ジャック ぺラン 2009
シャトー ド ボーカステル 750ml
フランス コート デュ ローヌ ムールヴェードル シラー クノワーズ グルナッシュ重口 赤ワイン 虎

≪ワインについて≫
ボーカステルの基礎を築いた師ジャック・ペランに捧げる伝説的なキュヴェです。“偉大なワインは感動とともに時を超えて神話となる”というジャック・ペランの言葉を見事に体現した仕上がり。シャトーヌフ・デュ・パプの北限に位置するユニークな土壌を持つ畑のブドウからごく限られた量のみ生産されます。 ロバート・パーカー99点、妖艶さが前面に出て若いうちでも十分に楽しめる2009年。ブルーベリーやブラックベリー、カシスなどの果実に地中海のハーブやトリュフ、微かな獣のニュアンスが混ざり合うアロマ。口に含むとどっしりとした重みがあり、果実味とタンニンが驚くほど高密度に詰まったストラクチャーを感じられます。豪華絢爛な印象の仕上がりです。

≪生産者について≫
シャトー・ド・ボーカステルは南ローヌのシャトーヌフ・デュ・パプ地方に拠点を置き、クラシックなブレンドで圧倒的品質のローヌワインを生み出すワイナリーです。1549年頃からボーカステル家の所有であった建物と名高いブドウ畑を、科学者のピエール・ペランが1909年に購入し畑を拡張。3代目のジャック・ペランの時期に有機栽培への転換を始め現在のワイナリーの基礎を築きました。現在はジャックの息子のジャン・ピエールとフランソワがドメーヌを経営しています。

シャトーはアペラシオンの北東部、オランジュの街の南東に位置しています。約100haの畑を所有し、生産量の3/4がACシャトーヌフ・デュ・パプに充てられます。1966年からすでに有機栽培の認証を受けており、1974年からはビオディナミ農法を導入。砂岩、岩石、石灰岩の組み合わさった水はけの良い土壌で樹齢50年以上の古樹ブドウが栽培され、ACシャトーヌフ・デュ・パプで認められている13品種すべてを網羅しています。ブレンドの選択肢を最大限に広げ、複雑性をもたらすことを可能とします。

ブドウは手摘みで収穫され、ブレンドに一貫性を持たせるためロットごとに醸造、400Lの大樽で熟成させ樽香が出過ぎないよう調整されます。フラッグシップであるシャトーヌフ・デュ・パプの他に、現当主の父に敬意を表してつくられるムールヴェードル主体のオマージュ・ア・ジャック・ペラン、ルーサンヌ主体のシャトーヌフ・デュ・パプ・ブラン、ヴァラエタルワインなど幅広いポートフォリオを展開しています。 土地とテロワールへの絶対的な敬意、人生哲学としてのビオディナミ、バランスとエレガンスの飽くなき探求という価値観のもと、一族の才能を融合させワインを造り続けられることがボーカステルの最大の強みです。